Baldur's Gate 3: 時間泥棒な神ゲーと、友人たちとの「縛りプレイ」
終わらない週末の冒険
最近は友人と週3回、平日だろうが休日だろうがお構いなしで Baldur’s Gate 3 の世界にダイブしています。 いい歳した社会人が週3で時間を合わせるなんて、普通なら「正気か?」と言われそうですが、これがブログの更新が数日空いてしまった原因です。
それくらいこのゲームの沼は深く、ハマると抜け出せません。「時間泥棒」なんて生やさしい言葉じゃ足りません。 30分のつもりが気づけば3時間。プレイするたびに「また時間を溶かしてしまった」という罪悪感に襲われますが、それでもやめられません。ゲームを終えても YouTube で攻略動画を漁ってしまう……。もはや生活そのものを侵食されています。
みなさんもぜひこのゲームの面白さを知って、友人と口論をしながら有意義に時間を溶かしましょう。
日本では「知る人ぞ知る」? アメリカの国民的教養 D&D
日本では「コアな洋ゲーRPG」という立ち位置の本作ですが、アメリカでの知名度と熱狂ぶりは桁違いです。 その背景には、このゲームのベースとなっている ダンジョンズ&ドラゴンズ (D&D) という、対話型ロールプレイのテーブルゲームの存在があります。
実はこの D&D、私の妻の故郷でもある アメリカ・ウィスコンシン州 で生まれたゲームなんです。 ウィスコンシンにはチーズとビールとアメフトしかありません(偏見)。 極寒の冬、外に出ることもできず、チーズを齧りながらビールを飲む以外にやることがない……。そんな極限のひま状態が生み出したのが、この「無限の想像力」を必要とするゲームだったのでしょう。 アメリカでは、コメディドラマ『ビッグバン・セオリー』で主人公たちが遊んでいたように、オタクカルチャーの象徴でありつつ、世代を超えた「共通言語」になっています。休日に集まってビール片手にダイスを振る、というのは、もはやアメリカの伝統的な遊びの一つです。偉そうに語っておきながら、私は D&D はプレイしたことはないんですが。
さて、そんな D&D のエッセンスを家庭用ゲーム機で味わえるようにしたのが、この Baldur’s Gate 3 です。
まず特筆すべきは、洗練されたグラフィックとワールドデザイン。この広大なオープンワールドは、ただ広いだけじゃありません。どこを切り取っても絵になる、細部にこだわった、イケてる世界が広がっています。
そして、その中で繰り広げられるゲームは、「濃密なストーリーと無限の選択肢、そして想像力をふんだんに使って戦う、確率ベースのRPG」です。 剣を振るのも、嘘をついて衛兵を騙すのも、鍵のかかった宝箱を開けるのも、すべて 20面サイコロ の出目によって決まります。 ただ、運ゲーというわけではなく、キャラクターの特性やレベルアップ、アイテムを上手く活用することによって運要素を減らせる、現実のような一面がある絶妙なバランスです。まあそれでも、重要な戦闘ターンで「1(クリティカルミス)」が出て絶叫する、なんてことも楽しみの一部なのですが。
そして何より、旅の途中で出会う仲間たちです。一人ひとりに深いバックストーリーがあり、ストーリーを進める毎にそれが解き明かされていきます。しかも、まるでゲームオブスローンズのように各キャラクターのバックストーリーが複雑に絡み合っており、関係性を整理するのに一苦労ですが、そこがまた面白いのです。
3周しても底が見えない Baldur’s Gate 3 の魅力
私は今回のプレイが3周目ですが、それでもこのゲームの底が見えません。それは、原作の分厚いルールブックをベースに用意されている変数が異常な数だからです。
まずはストーリーの分岐。 「AかBか」という単純な二択ではありません。誰を仲間にしたか、あの時どんな嘘をついたか、種族は何か……無数の要素が複雑に絡み合い、バタフライエフェクトのように物語を変えていきます。1周目では英雄として歓迎された街で、2周目では石を投げられる、なんてことは日常茶飯事です。
そして、キャラクタービルドの複雑さ。 種族(エルフ、ドワーフ、ドラゴンボーン…)、クラス(ウィザード、ファイター、パラディン…)、サブクラス、そして膨大な数の呪文と特技。 これらをどう組み合わせるか悩み始めると、冒険に出る前に数時間が溶けます。「敏捷特化のモンク」にするか、「魅力でゴリ押すバード」にするか、あるいはマルチクラスで「魔法剣士」を目指すか。
最後に、戦い方。 今回の友人とのプレイでは、仲間をキャンプに招き入れて彼らのストーリー自体は楽しみますが、いざ危険なダンジョンや、ドラゴンが待ち受ける戦場へ赴くのは、画面の前の友人と、自分たちの作ったキャラクターの たった2人のみ で行うという縛りを設けています。制限が加わることによって、より戦い方に想像力が要求されますが、自分達の考えて戦略が上手くハマった時の気持ち良さは格別です。
今回は私がウォーロック(黒魔術師)、友人がローグ(盗賊) でスタートしたのですが、ローグがあまりにポンコツすぎました。ローグは「隠密」状態からの背後攻撃が高火力の鍵なのですが、友人は毎ターン「隠れる」動作に失敗するわ、隠れる場所探しに画面をグルグル回して3D酔いしそうになるわで、全く役に立たず。
結局度重なる口喧嘩の末、友人がレンジャー(弓使い) に転職した瞬間(そうです、冒険途中でリスペックできるんです!)、世界が変わりました。遠距離からの安定した火力で、敵に気づかれずに一体ずつ確実に倒す。この戦法が通じないときには、魔法で姿を消して、大量の爆弾を設置する。時には、ため込んだ回復薬でゴリ押す。こんな試行錯誤こそが、このゲームの醍醐味です。
全人類、今すぐバルダーズゲートへ!
圧倒的な自由度、緻密なストーリー分岐、そして何度遊んでも発見がある深さ。
間違いなく神ゲーです。もしあなたがまだこのゲームを触っていないなら、今すぐダウンロードしてください。 友達とプレイすると最高に楽しいですよ。 そして、寝不足の毎日と、最高の冒険へようこそ。
私も記事なんて書いている場合じゃありません。 ではまた。
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